レコーディングの魅力
一昔前は、高額な金額を支払ってレコーディングスタジオでレコーディングをし、音源を作成していました。
昨今は、一昔前とは違い、自宅スタジオで自分でレコーディングをし、ミックス、マスタリングまでをクリエイター自身が行う時代になりました。
時間と労力をかければ、レコーディングスタジオで録音した音源よりいい音源ができることもあります。
レコーディングスタジオで録音すると、お金のないミュージシャンは時間が取れずに、中途半端な音源しかできないことが結構あります。
レコーディングの技術さえ学ぶことができたら、素人でもそれなりの音源が作成できるようになります。
ここでは、そんなお金のないミュージシャンが、時間を気にすることなくミックスやマスタリング作業ができ、素晴らしい作品を作ることができるように記事を書いていきます。
私が多くの時間と経験をつんで学んできた知識やテクニックをあますとこなく吸収してもらい、レベルアップしていってください。
レコーディングをする前に準備すること
レコーディングするための準備は多岐にわたりますが、以下に一般的な準備をいくつか挙げてみます。
1、録音環境の準備録音する
場所を決定し、部屋の音響環境を調整します。
音が反響しすぎたり、残響時間が長すぎたりすると、レコーディングした音の品質が低下することがあります。
また、音源によっては音が漏れたり、外部ノイズが入り込んだりすることもあるため、それに対処するために遮音材やマイクロフォンスクリーンなどのアイテムを用意することも考えられます。
2、録音機材の準備
マイクロフォンや楽器、プリアンプやオーディオインターフェースなどの機材を用意します。
必要に応じて、マイクスタンドやマイクケーブル、電源アダプターなどのアイテムも準備します。
3、レコーディングの設定
録音する音源の数や、チャンネル数、サンプリングレート、ビット深度、ファイル形式などのレコーディング設定を行います。
4、音源の準備
録音する音源に合わせて、必要な調整を行います。
例えば、楽器の場合はチューニングをしたり、マイクロフォンを設置する位置や角度を調整することで、より良い音質で録音することができます。
5、レコーディングのテスト
録音前に、音のバランスや音量などを調整するために、レコーディングのテストを行います。このテストを通じて、録音機材や設定に問題がないかを確認し、最終的な録音に備えます。
以上が、レコーディングするための一般的な準備の例です。
ただし、音源や環境によっては、必要な準備が異なる場合があります。
レコーディングをやってみよう
LogicProを使ってレコーディングをしてみましょう。
ここでは、レコーディングするときに重要になってくる考え方や、やり方、調整方法やDTM用語などを解説していきます。
また、みなさんが苦手とする音楽理論なども紹介していきます。
レコーディングをはじめる前に
まずはじめに、DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)はデジタルの音声で録音、編集やミキシング、マスタリングと音楽制作が一括してできるパソコンのソフトになります。
主要なDAWは『Cubase』や『Studio One』『Logic pro』『Pro Tools』などがあります。
ミキシングの三要素
ミキシングは以下の三要素があります。
①音量
音楽の各パート(ドラム、ベース、ギター、ボーカルなど)が、聴衆にとってバランスのとれた音量で聞こえるように調整することです。
つまり、各パートが聞こえる音量が均等になるように調整します。
これにより、音楽の要素が分離されずに聞こえ、聴衆にとって聞きやすくなります。
②定位(パンニング)
パニングとは、左右のスピーカーからの音のバランスを調整することです。
例えば、ギターが左側から聞こえるように設定したり、ボーカルが中央から聞こえるように設定したりすることができます。
パニングをうまく使うことで、音楽に立体感が出て、聴衆にとってより臨場感あふれる音楽体験を提供することができます。
③音質(イコライジング)
イコライジングとは、各音の周波数バランスを調整することです。
音楽の中には、低音や高音が多く含まれる場合があります。
イコライズを行うことで、各音が聞き取りやすくなり、よりクリアな音質を実現できます。
この3つがミキシングでは大変重要になります。
音楽の三要素 音楽の三要素は以下になります。
①メロディ
②リズム
③ハーモニック
この3つが音楽では大変重要になります。
各楽器のレコーディング
楽器のレコーディングは、DAWに音を入れるところから始まります。
ここでは、ボーカルのレコーディング方法、ドラムのレコーディング、ギターやベースのマイキング方法など、音入れをあますとこなく紹介していきます。
ヴォーカルレコーディング編
自分にあったマイクをまずは選びましょう。
マイク選びは大変重要になります。
その選び方やマイクの種類、マイクに関することを知っていますか?
ボーカルを録音する時の注意点や、録音のやり方などを見ていきましょう。
ドラムレコーディング編
ドラムのレコーディングに欠かせない知識を見ていきましょう。
ドラムの周波数特性を知る
レコーディングした音をイコライザーで調整したいけど、どこをさわればいいのかわからない。
そんな時は、各楽器の調整ポイントを確認しイコライジングすることで、オケに埋もれないミックスをつくることができます。
低音のキック処理は大変むずかしいですが、うまく調整することで迫力が増し、またベースとの混ざり具合で心に響く低音をつくることができます。
スネアでリズムを刻むことで、テンポのいい曲になります。
スネアが聞こえなければ、なんだかリズムがない音楽になってしまいます。
ここでは、スネアの周波数を見ていき、どういった処理をするべきなのかを確認していきます。
タムは、おかずに使われたり、アクセントとして使うことが多いのですが、曲に出てくるタムの音色は楽曲にもよりますがあまり多くはありません。
しかし、タムの存在感は一度聴いたらやみつきになるくらい心に残るものです。
しょぼいタムの音では、心に残らないため、ここからはタムの処理について見ていきたいと思います。
ベースとキックをまとめることは低音を制することになります。
低音を綺麗にまとめて迫力のある曲を作りましょう。
ベースレコーディング編
ベースの役割
ベースの役割は、曲のルート(基盤)を決める役割があります。
他の楽器が違うコードを弾いていたとしても、ベースがルート音を弾くことで、そのコードはベースが奏でたコードになります。
このように、ベースは曲全体のコード感を決める大変重要な役割がある楽器になります。
ギターレコーディング編
ギターのレコーディングについて見ていきます。ギターのレコーディングは主に二つあります。ラインで録音するか、マイクで録音するかです。それぞれ向き不向きがありますので、自分にあった録音の仕方を選んでやってみて下さい。
ピアノレコーディング編
ピアノのレコーディングは、マイクでの集音が基本になります。マイクの立て方などさまざまな方法があるので、綺麗な音を集音できるようにやっていきましょう。
キーボードレコーディング編
キーボードの役割
キーボードの役割は、曲をはなやかに飾り付けて楽曲全体をとても豪華にする役割があります。 また、特殊な演出や演奏などを取り入れることで今までにはない発想で作曲、編曲などが可能になります。 擬似的なストリングス音源を入れることでも楽曲が際立つのではないでしょうか。
ダイナミックレンジ
ダイナミックレンジとはなんなのか?音楽を作るときに重要になるのか? ダイナミックレンジが音楽に与える影響を見ていきましょう。
モニタースピーカー編
モニタースピーカーの選び方
ミックス作業に欠かせない存在。それがモニタースピーカーになります。モニタースピーカー選びは大変重要で、正しいモニター環境がない場合は、違う場所でミックス音源を聞いた場合、全然違った音で聞こえることになります。 モニタースピーカーを正しく使うために、良いスピーカーを選べるようにしていきましょう。
ノイズの対策を考える
レコーディング時のノイズを軽減するためには、以下の方法を試すことができます。
静音の場所で録音する
レコーディングを行う場所には、できるだけ静かであることが望ましいです。ノイズの多い場所では、マイクが周囲の音を拾ってしまい、音質が悪化します。
マイクの配置を調整する
マイクの位置を微調整することで、ノイズを軽減することができます。マイクと録音対象との距離を適切に設定し、マイクの向きを調整することが重要です。
ノイズキャンセリング機能を使用する
ノイズキャンセリング機能を備えたマイクを使用することで、周囲のノイズを自動的に軽減することができます。また、ノイズキャンセリング機能を備えたソフトウェアを使用することもできます。
ポップガードを使用する
ポップガードは、マイクに吹き込み音を防止するために使用されますが、同時にノイズを減少することもできます。
音響パネルを使用する
音響パネルを使用することで、反響音や残響音を軽減することができます。反響音や残響音が少ない環境で録音することで、ノイズを軽減することができます。
レコーディングソフトウェアのノイズリダクション機能を使用する
多くのレコーディングソフトウェアには、ノイズリダクション機能が備わっています。この機能を使用することで、録音時に発生したノイズを除去することができます。
以上の方法を試して、レコーディング時のノイズを軽減することができます。ただし、完全にノイズを除去することは難しい場合もあります。
インピーダンス
レコーディング時のインピーダンスは、マイクロフォンや楽器などの音源の出力インピーダンスと、プリアンプやオーディオインターフェースなどの入力インピーダンスのマッチングによって、信号の品質やレベルに影響を与える重要な要素の一つです。
インピーダンスとは、電気回路における抵抗のようなもので、音響機器においては、音源側の出力インピーダンスと受信側の入力インピーダンスの間にマッチングが必要です。
もし、出力インピーダンスが高く入力インピーダンスが低い場合には、信号が減衰し、ローフレキシビリティ(Low frequency flexibility)が低下することによって、低域が減衰し、信号の質が低下します。
逆に、出力インピーダンスが低く入力インピーダンスが高い場合には、信号が反射して、ハムノイズなどが発生し、信号の品質が低下することがあります。
一般的に、マイクロフォンなどの音源の出力インピーダンスは比較的低く、数百Ω以下です。
一方、プリアンプやオーディオインターフェースなどの入力インピーダンスは、数kΩから数十kΩ程度のものが多く見られます。
したがって、レコーディング時には、マイクロフォンや楽器などの音源の出力インピーダンスと、プリアンプやオーディオインターフェースなどの入力インピーダンスのマッチングに注意し、適切なケーブルやアダプターを使用して、信号の品質やレベルを最適化することが重要です。
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