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GarageBandの使い方や操作方法など盛りだくさん。
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ゴリラシリーズです。
ゴリラのもくじ
ディレイデザイナーとは
Delay Designer(ディレイ・デザイナー)は、マルチタップディレイになりGarageBandで使用できる無料のディレイプラグインエフェクトになります。
従来のディレイ装置では、回路にフィードバックできるディレイ(タップ)は1〜2回が限界でしたが、このディレイ・デザイナーでは最大26回まで発生させることができます。
タップを編集し、自分だけのディレイ効果を作成してください。
ディレイについて知りたい方は、『ディレイを知る』をご覧ください。
その他のディレイエフェクトを知りたい方は、下記のエフェクトをご覧ください。
それでは、Delay Designer(ディレイ・デザイナー)の使い方について解説していきたいと思います。
Delay Designer(ディレイ・デザイナー)の使い方
Delay Designer(ディレイ・デザイナー)は、GarageBandに標準で付いているプラグインエフェクトです。サードパーティー製(他社から出ているプラグイン)のディレイの方が機能が多く、できることがGarageBandより多いんですが、標準で付いているディレイデザイナーでも、十分対応できると思います。
まずは、GarageBand付属のDelay Designer(ディレイ・デザイナー)を使いこなし、基礎力を身につけてください。
開き方は、『Delay』→『Delay Designer』で選択しプラグインをセットします。
これでDelay Designer(ディレイ・デザイナー)を設定できるようになります。
それではDelay Designer(ディレイ・デザイナー)の各パラメーターを確認していきます。
オン/オフ機能
Delay Designer(ディレイ・デザイナー)を適用するときは、ボタンをオンにすると青く点灯します。オフにするとグレー色になりエフェクトが停止します。
チャンネルストリップ
チャンネルストリップでは、テンプレートを選び使用することができます。このデフォルトの下矢印を開くと、設定が開きます。
GarageBandなどのプラグインは、チャンネルストリップの中にテンプレートが入っています。
その設定を確認することで、ミックスのヒントとなることがありますので、ぜひ活用して自分のスキルにして見てください。
チャンネルストリップの中に詳細という項目がありますが、自分で作ったディレイの設定を保存したり、読み込んだりすることができます。
Dry(ドライ)のパラメーターを変更する
Dry(ドライ)とは、原音(オリジナル音)をスライドバーを動かして決めます。
Wet(ウェット)のパラメーターを変更する
Wet(ウェット)とは、エフェクトの音量を調整します。横のスライドバーで調整し量を決めます。
Feedback Enable(フィードバックの有効化)の設定
Feedback Enable(フィードバックの有効化)にチェックを入れることで、フィードバックを有効にするか無効にするかを選択します。
フィードバックとは、原音に対して繰り返し音をどの程度発生させるかを決めます。
ディレイは山びこによく例えられますからね。
このボックスにチェックを入れることで、フィードバックが有効になり、その下の項目『Feedback Amount』を使用できるようになります。
Feedback Amount(フィードバック量)の設定
上で説明したFeedback Enableのチェックボックスにチェックを入れると、このFeedback Amountを設定できるようになります。
Feedback Amountはフィードバック量を決定することができ、横のスライダーで設定できます。
値がミュートのときは、フィードバックが発生しません。(スライダーを左いっぱいに動かす)というより、フィードバックの音量がなくなるということです。
マイナス方向にしているとフィードバックが発生するたびに、音が小さくなっていきます。
どういうことかと言うと、原音に対してフィードバックが鳴ったときに、このFeedback Amountで設定した音量分だけ次のフィードバックで鳴らすようになります。
注意として+6.0dBにすると、フル音量で入力にフィードバックが送られます。
これが何が危険かと言うと、原音→1回目のフィードバック(原音+6.0dBの音量が鳴る)→2回目のフィードバック(原音+6.0dB+6.0dBの音量が鳴る)というふうに、フィードバックの回数を重ねるごとに音量が上がっていきます。
3回〜4回と繰り返すと大音量になり、スピーカーなどを痛めてしまうか、破損の原因になるため、気をつけてください。
GarageBandで使えるおすすめプラグインを紹介しています。GarageBandだけでは困難な設定や、初心者が使うだけでプロ級の音が素早く作れるため大変便利なラインナップとなっています。
詳細は、GarageBandで使えるプラグインおすすめを確認してください。
GarageBand Delay Designer(ディレイデザイナー)使い方まとめ
ディレイを使うことで、楽曲に奥行きを付け加えたり、楽器をやボーカルを引き立たせることができます。
ディレイは色々なタイプがあるので、その時々に使い方を変えて、ディレイを自身の楽曲に取り入れてみてはいかがでしょうか?
それではまた。