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この記事は、耳でも楽しめます。
読むのが面倒くさい人は、音声でお楽しみください。
はじめに
DTMには欠かせないものといえば、オーディオインターフェイスがあげられます。
楽曲を制作する時や、ミックス、マスタリング、ギターやヴォーカル録音、動画配信サイトでライブストリーミングなど、さまざまなことをする時に必須のツールとなります。
ただ、各社からオーディオインターフェイスがたくさん出ているため、どの機種、どのメーカーを選べば良いのかわからないことでしょう。
そこで今回は、初心者が安心してオーディオインターフェイスを選べるように、信頼できる会社のおすすめオーディオインターフェイスを紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
オーディオインターフェイスとは
オーディオインターフェイスとは、ギターやベースなどの楽器の音や、ヴォーカルの音声などのアンログ信号をデジタルの信号に変換してパソコンへ入力したり、デジタルの信号をアナログ信号に変換してスピーカーに出力するための機材になります。
オーディオインターフェイスには、ギターなどの低出力音を増幅して入力できるようになるため、音を大きく録音できることになります。
そのため、ノイズの量が減り聞きやすい音質で録音ができるようになります。
オーディオインターフェイスを使う目的
では、オーディオインターフェイスはどんな時に使うのか?みていきましょう。
配信をする時
最近では、ゲームの実況やストリーミング配信などが増えてきました。リアルタイムでの実況などが簡単にできるようになったため、オーディオインターフェイスの出番も多くなりました。
入力信号などもオーディオインターフェイス側で操作できるため、音割れも防ぎクリーンな音で配信が可能になっています。
また、エフェクト内臓の機種を選ぶと、配信をしながらエフェクト(コンプやリバーブなど)を適用できるので、配信の幅も広がり視聴者にストレスなく声や音を伝えることができるので大変便利です。
このように配信機材はクオリティを上げながら進化しているので、いろいろ試してみるのも良いのではないでしょうか。
TASCAM
MiNiSTUDIO CREATOR US-42B
音楽を制作する時
DTM(音楽制作すること)を使用している方なら、オーディオインターフェイスが一番必要になるのがこの音楽を制作する時です。DAW(波形編集ソフトなど)に音を入れる時に、音の解像度を高くしたまま録音することができ、低出力楽器(ギターやベース、ヴォーカルなど)の音量を上げる働きもあります。
また、レイテンシを少なく録音できることもオーディオインターフェイスを使用するメリットと言えます。
レイテンシとは簡単に言うと、音の遅延になります。DAWソフトによってはこのレイテンシを極力おさえて、音の遅延を無くしてはくれるのですが、パソコンなどに搭載されているオーディオインターフェイス機能は音が実際よりも遅れて録音されたりします。
外付けのオーディオインターフェイスを使うことで、高音質でレイテンシの少ない環境で作業ができると言うわけですね。
Focusrite
Scarlett 4i4 3rd Gen
Scarlett 4i4 3rd Genは、Focusrite プロフェッショナル用コンピューターオーディオインターフェイスファミリーの一つで、高品質の Focusrite アナログプリアンプが内蔵されています。
高品質の音声をお使いのコンピューターへ入出力ルーティングするシンプルでコンパクトなソリューションを使ってみてください。
この第三世代シリーズの Scarlett インターフェイスの開発においては、性能と機能の両方にさらなる改良を加えています。
本装置全体のオーディオ仕様をアップグレードしてダイナミックレンジを拡大し、ノイズや歪みをさらに低減し、マイクプリアンプの入力レベルを向上しました。
また、重要な強化点は、Focusrite の AIR 機能を搭載したことです。
AIR を使用すると、プリアンプの周波数特性を Input 1 および 2 で個々に選択して微修正し、伝統的なトランスフォーマーベース ISAマイクプリアンプの音波特性をモデリングできます。音質の良いマイクで録音すると、ボーカルや多くの音響機器で最も必要とされる重要な中高周波数帯域 (中高音域) の透明性と明瞭性が向上します。
モニタリングをする時
まだまだ使用する目的はあります。その一つがモニタリングする時です。モニタースピーカー やヘッドホンでモニタリングする時には、このオーディオインターフェイスが必要になります。モニタースピーカーで音を確認する時は、DAWを使用している人ならミックスやマスタリング作業の時になります。
ヘッドホンで試聴する時は、パソコン側につないでも問題はないのですが、オーディオインターフェイスを使用することで高音質な試聴が可能となります。
オーディオインターフェイス選び方
オーディオインターフェイスを選ぶ際に重要になるのが以下のポイント6つになります。
①転送速度(接続端子の種類)
②Bit数
③Hz数
④チャンネル数(入出力数)
⑤ダイレクトモニター機能の有無
⑥使用するパソコンの環境
転送速度(接続子の種類)
それでは①から解説します。
まず、端子の種類ですが、現在では
USBタイプA、USBタイプB、USBタイプC、Thunderboltなどタイプ別に分かれていて、その中でUSB2.0や3.0といった規格が使われています。
この中で、転送速度が早いものを選べば、音声の遅れが無く、ストレスを感じないでしょう。データをダウンロードする時も素早くダウンロードできるのも魅力の一つです。
Bit数
②のBit数は24bitあればレコーディングの時は十分だと思います。
ただ、現在は32bitなどの製品も出てきているため、近い将来はもう少し高bitになるかもしれませんが、このbit数も高ければいいってものでは無く、自分にあった環境で録音するようにしましょう。
詳しくは『サンプルレート』『ビットレートとは何?』や『32bit-floatって何?』を確認して下さい。
Hz数
③のHz数は192kHzある製品が結構出ています。
なので、192kHzある製品を購入すれば良いのですが、正直ハイレゾな感じで48kHzほどあれば十分だと個人的には思っています。
なぜかと言うと、人間の耳には192kHzまで区別ができないからです。この192kHzって意味があるのか無いのか・・・。
分かりませんが、詳しく書いた記事が『サンプルレートって必要なのか?』を参照して下さい。
チャンネル数
④のチャンネル数ですが、これはどれだけ入力するところが必要で、どれだけ出力するところが必要か。と言う話になってきます。
『自分はギターしか録音しない』と言う方であれば、チャンネルが一つで十分ですし、『俺はドラムを録音したいんや』と言う方であれば、最低8チャンネルあれば、各楽器ごとに録音することも可能です。
自分が録音したいものはなんなのかを考える必要があります。
あとは、ファンタム電源というものを供給できるかどうかもチェックしてください。このファンタム電源は、コンデンサーマイクの音声を録音する時には必ず使用するため、確認をしてください。
ギターやベースを録音する時はHi-Zスイッチも備えている機材を選びましょう。
ダイレクトモニタリング
⑤のダイレクトモニター機能は、オーディオインターフェイスの中で搭載している機能になります。
この機能を搭載している機種であれば、ダイレクトモニタリングによって『アナログ→デジタル/デジタル→アナログ』と言うA/D、D/Aで生じるレイテンシ(遅れ)を少なくしてくれます。
このレイテンシは厄介で、遅延の原因で、ギターを弾いたタイミングと録音されたタイミングがズレるため、無茶苦茶弾きにくくなります。
おすすめオーディオインターフェイス
STEINBERG(スタインバーグ)
UR22C
圧倒的な人気を誇る定番モデルになっています。
ビット深度は32bit整数にまで対応していて、ループバック機能やDSP機能も備えています。WindowsやMacはもちろん、iOSにも対応している製品になります。
Universal Audio Apollo Twin X / Duo
「Apollo Twin MK2 / DUO」の後継でさらに音質の向上されたモデルです。Thunderbolt3に対応しているため最新のiMacなどでの動作がピカイチ!安定の商品になりますね。
IK Multimedia iRig2
iPhone、iPad、iPod touchの他、CTIA/AHJ規格準拠の4極ミニ端子を備えたAndroid機器など多くのデバイスやアプリに対応しています。
自宅ですぐに練習でき、エフェクトもしっかりかけれますので、おすすめです。
ヤマハ YAMAHA AG 03
Logic Pro オーディオインターファイスの選び方6つのポイントまとめ
Apogeeのオーディオインターフェイスですが、自分も使用していますが、とても音が良いものです。
値段はそこそこしますが、録音の音も申し分ない音で収録できます。チャンネルももう一台追加することで増設できます。
ヘッドホンからのモニタリング、スピーカーからのモニタリング、両方からのモニタリングが可能ですので、環境に合わせて設定するのが良いと思います。
ぜひ使ってみて下さい。
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