I/Oユーティリティを使う
I/Oユーティリティでは、外部のオーディオ・エフェクト・ユニットを内蔵エフェクトと同じように使うことができるエフェクトになります。
Logic Proを触っている方で、このプラグインを使う機会は少ないかもしれませんが、一度使ってみて操作を覚えることで、新しい発見があるかもしれません。
それでは、みていきましょう。
I/Oユーティリティの立ち上げ方

I/Oユーティリティのプラグインを立ち上げます。プラグインの中の『Utility』から『I/O』を立ち上げ使います。
これでI/Oがセットできました。
Logic Proでのエフェクト画面では、共通のパラメータがついています。
どのエフェクトでも使い方は同じですので、『エフェクトを使う時の共通のパラメータ』を参照してください。
I/Oユーティリティのパラメータ
ここからは、I/Oパラメータがどんな役割をするのかを解説していきます。
効果を確認したい場合は、パラメータを大幅に動かして確認するとわかりやすいです。
Output Volume(出力音量)
Output Volumeスライダでは、出力信号(出てくる音)のレベルを任意に調整することができます。
マイナス24dBからプラス12dBの間で設定します。
Output
Outputは、使用するオーディオハードウェアの出力や出力ペアを選択します。
アウトプットがステレオ1-2chの場合は、1-2chしか出てきません。
Input
Inputも同様に、使用するオーディオハードウェアの入力または入力ペアを選択します。
これも1-2chしかなければ1-2chしか出てきません。
Input Volume(入力音量)
Input Volumeは、入力信号(入ってくる音)のレベル調整します。
Latency Detection(レイテンシ検出)
Latency Detectionの『Ping』ボタンでは、選択した出力と入力の間のレイテンシ(音の遅れ)を検出します。
検出された音の遅れを自動的に良い感じなおしてくれます。
Latency Offset(レイテンシ・オフセット)
Latency Offsetスライダでは、選択した出力と入力の間に検出されたレイテンシの値がサンプル単位で表示されます。
このスライダを使い、レイテンシを自分好みに調整することができます。
Dry/Wet(ドライ/ウェット)
Dry/Wetスライダは、元の音とエフェクトがかかった音を混ぜるスライダになります。
Format(フォーマット)
Format(フォーマット)ボタンは、トラックがステレオの場合のみ現れるパラメータになります。
Stereo(ステレオ)かMid/Side(ミッド/サイド)を選択して使用するようになります。
Utility『I/O』の使い方 まとめ
いかがでしたでしょうか。
本日は、I/Oユーティリティの使い方を解説してきました。
I/Oユーティリティでは、外部のオーディオ・エフェクト・ユニットを内蔵エフェクトと同じように使うことができます。
注意としては、外部オーディオ・エフェクト・ユニットとの間で信号のやりとりをするためには、個別に入出力を備えたオーディオインターフェイスが必要になります。
このようなエフェクトはあまり使わないですが、大変便利な機能がたくさんあるので、いつもとは違う感じに仕上げたい場合などは、一度使って見るのも良いのではないでしょうか。
それではまた。
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Live Trak L-8

ZOOMのL-8は、オーディオインターフェイスを兼ね備えたデジタルミキサーになります。
配信や野外でのライブの際、コンパクトなため持ち運びが非常に簡単にできます。
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