Logic Pro MIDIプラグイン Note Repeater を使う前に
Logic Proには、MIDIノートの演奏にさまざまな演出や便利機能を追加できるプラグインが入っています。
このMIDIプラグインを使うことで、MIDIの演奏を制御し、ライブなどでのパフォーマンスを向上させることができます。
MIDIプラグインを使う前に、大まかな使い方を知りたい方は、『 Logic Pro MIDIプラグインの使い方』を参考にして下さい。
Logic Proで使えるMIDIエフェクトはこの他に以下のエフェクトが使用できます。
Arpeggiator MIDI(アルペジエーター)
Chord Trigger MIDI(コード・トリガ)
Modifier MIDI(モディファイアー)
Modulator MIDI(モジュレーター)
Randomizer MIDI(ランダマイザー)
Scripter MIDI(スクリプター)
Transposer MIDI(トランスポーズ)
Velocity Processor MIDI(ベロシティ・プロセッサー)
それでは、MIDIプラグインのNote Repeaterを確認していきましょう。
MIDIプラグイン Note Repeaterとは
MIDIプラグイン Note Repeaterは、反復させたMIDIノートを擬似的に生成して、オーディオの遅延を作り出します。
これによって、複雑なMIDIノートを演出することが可能になります。
それではNote Repeaterの使い方を確認していきましょう。
Note Repeaterのプラグインをセットするには、MIDIトラックの『MIDI FX』から『Note Repeater』を選択します。
これでNote Repeaterを使う準備ができました。
Note Repeaterの各パラメーター
Input Thru(インプット・スルー)
オンにしたときに、遅らせたノートイベントだけでなく、受信したMIDIノートイベントも出力に送ります。
オフにしたときは、遅らせたノートのみを出力に送ります。
ディレイ同期ボタン
Note Repeaterをプロジェクトのテンポに合わせます。
『Delay』スライダで、ディレイの時間を調整し設定します。
Delay(ディレイ)
ディレイの時間をミリ単位で設定します。
ディレイ同期ボタンがオンになっているときに小節/拍の値を設定します。
ディスプレイ
各パラメータを設定すると、真ん中にあるディスプレイで確認ができます。
明るく光っているバーが受信している信号になり、薄く表示されているバーが遅らせたノートになります。
Repeats(リピート)
リピートツマミを回すことで、ディレイの繰り返し回数を設定することができます。
最大99のディレイを設定できるので、状況に合わせて設定してください。
Transpose(トランスポーズ)
『マイナス24』から『24』まで設定することができ、指定した値でディレイの繰り返しをトランスポーズ(音程を変更)させることができます。
Velocity Ramp(ベロシティ・ランプ)
指定した量だけディレイの繰り返しのベロシティレベルを調整することができます。
Note Range Min(ノート・レンジ・ミニ)Note Range Max(ノート・レンジ・マックス)
左下のある開閉三角ボタンをクリックすると、拡張パラメータが展開されます。
その中にあるスライダを使用して、入力ノートの範囲を設定することができます。
『Note Range Min』スライダの値を『Note Range Max』スライダよりも高く設定したり、その逆に設定したりすることができます。
その場合は、動作が逆になるため、範囲内にあるノートは処理されずに、範囲外のノートイベントが処理されるようになります。
Logic Pro MIDIプラグイン Note Repeater の使い方まとめ
今回はMIDIプラグインの中のNote Repeaterを見てきました。
Note Repeaterは、簡単にディレイの効果をMIDIノートにつけることができます。
素早くディレイをつけ楽曲に変化をつけることができるプラグインです。
MIDIエフェクトの中ではMIDIプラグインを複数設定することで、さまざまな効果を与えることができ、より複雑な処理を実行することもできます。
MIDI録音を簡単にしたい場合は、MIDIキーボードなどを使うと、時間の短縮につながります。
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