Logic Pro MIDIプラグイン Modifier を使う前に
Logic Proには、MIDIノートの演奏にさまざまな演出や便利機能を追加できるプラグインが入っています。
このMIDIプラグインを使うことで、MIDIの演奏を制御し、ライブなどでのパフォーマンスを向上させることができます。
MIDIプラグインを使う前に、大まかな使い方を知りたい方は、『 Logic Pro MIDIプラグインの使い方』を参考にして下さい。
Logic Proで使えるMIDIエフェクトは、以下の種類を使うことができます。
Arpeggiator MIDI(アルペジエーター)
Chord Trigger MIDI(コード・トリガ)
Modulator MIDI(モジュレーター)
Note Repeater MIDI(ノート・リピーター)
Randomizer MIDI(ランダマイザー)
Scripter MIDI(スクリプター)
Transposer MIDI(トランスポーズ)
Velocity Processor MIDI(ベロシティ・プロセッサー)
それでは、MIDIプラグインのModifierを確認していきましょう。
MIDIプラグイン Modifierとは
MIDIプラグイン Modifierは、1つのコンティニュアスコントローラ(通称CC)やフェーダーイベントを素早く再割り当て、またはフィルタリングすることができます。
もう一つの機能として、イベントの値のスケーリングや、イベントの値への加算もできます。
それではModifierの使い方を確認していきましょう。
Modifierのプラグインをセットするには、MIDIトラックの『MIDI FX』から『Modifier』を選択します。
これでModifierを使う準備ができました。
Modifierの各パラメータ
それではModifierの各パラメータを見ていきましょう。
Input Thru(インプット・スルー)
Input Thru(インプット・スルー)ボタンを使用することで、再割り当てだけでなく、入力されたイベントも出力に送るかどうかを指定します。
Input Event(インプット・イベント)
Input Event(インプット・イベント)は、再割り当てまたはフィルタリングするMIDI入力イベントの種類を選択または登録します。
ボックス内をクリックすることで、各種類のパラメータを設定し登録することができます。
Re -Assign To(リー・アサイン・トゥ)
MIDI出力ベントの種類を選択、登録します。
同じチャンネルストリップにあるプラグインのパラメータを登録することもできます。
ボックス内をクリックすることで、各種類のパラメータを設定することができます。
Scale(スケール)
Re -Assign To(リー・アサイン・トゥ)で設定した種類の出力イベントに対して、スケーリング量を設定します。
『マイナス200%から200%』の値を設定します。
Add(アッド)
Re -Assign To(リー・アサイン・トゥ)で選択した種類の出力イベントに対するオフセット(現在の位置から動かすところの位置まで)の量を設定します。
同じチャンネルストリップ内にあるプラグインのパラメータにMIDIイベントを割り当てる
同じチャンネルストリップにあるプラグインにMIDIイベントを割り当てて送信することができます。
これによって、MIDI CCメッセージを使用せずにパラメータを操作できるようになります。
では、やり方を見ていきましょう。
MIDIプラグインModifierの項目『Re-Assign To』から『Learn Plug-in』を選択します。
同じチャンネルストリップ内にあるプラグインを選択し、割り当てたいパラメータを選択します。
今回は、Classic Electric Pianoを選択します。
プラグインの中のBASS BOOSTをクリックすると、『Re-Assign To』の『Learn Plug-in』の項目が『BASS BOOST』に変わり、操作できるようになります。
Modifierの使い方
Modifier MIDIプラグインは、コンティニュアスコントローラー(CC)、フェーダーのイベントを素早く再割り当てまたはフィルタリングできるMIDI専用のプラグインです。
イベントの値のスケーリングや、イベントの値への加算もできます。
これにより、MIDIノートを大変面白いモジュレーションを実現することができます。
MIDIキーボードを使用することで、MIDIデータをすぐに記録し音を入れることができるので大変便利です。
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