ゴリラスタジオ監修のGarageBandの本が、Kindleにて好評発売中!
GarageBandの使い方やスコアの作成、MIDIの操作方法など盛りだくさん。
ミックスのやり方や、音源のデータを共有などをわかりやすく解説。
わからない操作を目次で早引き!新しい情報を随時公開!
ゴリラシリーズです。
本日は、ギター音源をみていきます。
GarageBandは、最初からギターの音源が用意されています。多くの種類のギター音源があり、MIDIノートを使って録音するよりも綺麗な音を作り出すことができます。MIDIノートとは、音符や演奏の情報を電子的に表現する方法です。つまり、ギターの音を自分で演奏する必要はありません。ギター音源を使って、簡単に素晴らしいギターの音を作り出すことができるのです。
ただ、MIDIでギターを鳴らすには、まだまだハードルが高いのも事実です。ギターだけは生楽器に比べて本物感がなくなります。
そこを分かった上で、ギター音源を使うようにしましょう。
GarageBandは、さまざまな音楽の音がすでに収録されているため、追加の音源を購入する必要なく、GarageBand内の音源だけで作曲することができます。これは初心者でも利用しやすい音楽制作ソフトです。
ギター音源が必要な場合は、気に入った音源から自分なりにエフェクトを追加して、音を変更することも可能になるので、色々試してみてください。
それでは確認していきます。
全てのギター音源を使った楽曲です。
ギター音源の設定
ギター音源を設定するには、
①ソフトウェアトラックを選択した状態で、
②ライブラリボタンを押します。
③音源一覧の中の『Guitar』から各種音源を出すことができます。
ギター音源の種類
ここからは、ギター音源の種類を確認していきます。
Acoustic Guitar(アコースティックギター)
アコースティックギターは、バッキングだけでなく、ソロも奏でることができ、とても自由度が高い楽器の一つです。
Classic Clean(クラシッククリーン)
伝統的なクリーン音源となるクラシッククリーンは、高域が高めに出ている音源になります。使いにくい場合には、高域を少し落としましょう。
Classical Acoustic Guitar(クラシカルアコースティックギター)
クラシカルは古典的なという意味のアコースティックギター音源になります。落ち着いたトーンでの音源となり、しっとりとした曲に合いそうですね。
Hard Rock(ハードロック)
歪みがかかった音源のハードロックは、テンポの早い曲や、激しい曲にピッタリの音源となります。
Phasing Guitar Plucks(フェイジング・ギター・プラック)
電波レベルの強弱をつけ、プラック(引っ張る)ことで、特殊な音を作っている音源となります。どこで使うのかは分かりません。
Roots Rock(ルーツ・ロック)
この音源も高域が強く出る音源になります。使い方次第では、味のあるギターミックスができるかもしれませんね。
ギター音源を使うことのメリット
ガレージバンドでギター音源を使うことには以下のようなメリットがあります。
様々な音色を使える
ガレージバンドには、エレキギター、アコースティックギター、ベースギターなど、様々な種類のギター音源が内蔵されています。これらの音源を使えば、様々な音楽ジャンルに対応したギターの音色を手軽に作ることができます。
パフォーマンスを自由に編集できる
ギター音源を使えば、パフォーマンスを自由に編集できます。例えば、再生速度を変更してスローモーションにすることができたり、演奏の一部をカットしたり、ループ再生したりできます。
実際のギター演奏と比較して正確な演奏ができる
ギター音源を使えば、MIDIデータを編集することで、実際のギター演奏と比較して正確な演奏ができます。また、ギター演奏に必要なテクニックを練習することもできます。
音質を自由に調整できる
ギター音源を使えば、音量やエフェクトを自由に調整できます。例えば、オーバードライブやディストーションなどのエフェクトをかけたり、リバーブやコーラスなどのエフェクトで音質を調整したりできます。
以上のようなメリットがあるため、ガレージバンドでギター音源を使うことは、音楽制作において大きな利点となります。
ギター音源を使うことでのデメリット
ガレージバンドでギター音源を使うことには、以下のようなデメリットがあります。
実際の演奏感を再現できない
ギター音源を使ってMIDIデータを作成しても、実際のギター演奏とは異なる演奏感を持つことがあります。特に、弦を弾いた際の音の立ち上がりや、音の減衰、強弱などは、実際の演奏とは異なることがあります。
人間の感性に欠ける
ギター演奏には、人間の感性や表現力が大きく関わっています。一方、ギター音源を使ったMIDIデータは、機械的な音楽表現になりがちで、演奏者の感性が反映されにくいことがあります。
操作に慣れる必要がある
ガレージバンドを始める際に、ギター音源を使ったMIDIデータを作成するためには、一定の操作に慣れる必要があります。特に、MIDIデータの編集やエフェクトのかけ方などは、初心者には難しい場合があります。
サンプル音源の音質に限界がある
ガレージバンドに内蔵されているギター音源は、一定の音質に限界があることがあります。高音質なギター音源を使用する場合には、別途購入する必要があるか、外部機器を接続する必要があります。
以上のようなデメリットがあるため、ガレージバンドでギター音源を使うことは、実際のギター演奏とは異なる面があることを理解しておく必要があります。しかし、上手に利用することで、音楽制作において大きな効果を発揮することができます。
ギター音源を使うときに注意すること
ガレージバンドでギター音源を使う際には、以下の注意点があります。
MIDIキーボードの利用
ガレージバンドのギター音源を使用する場合、MIDIキーボードを使用すると演奏感をよりリアルに再現することができます。また、MIDIキーボードを使用すれば、演奏したいフレーズを直接演奏することができるため、MIDIデータの作成がよりスムーズになります。
エフェクトの適用
ギター音源を使用する場合、エフェクトを適切にかけることで、よりリアルな音を再現することができます。ガレージバンドには多くのエフェクトが用意されているため、自分が求める音を作り出すことができます。
MIDIデータの修正
MIDIデータを作成する際には、演奏したいフレーズを直接演奏できない場合があります。そのため、MIDIデータを手動で修正する必要がある場合があります。この際には、音符の位置や強弱など、細かな部分まで修正することが重要です。
ギター音源の音色選択
ガレージバンドには様々な種類のギター音源が用意されています。使用する曲の雰囲気や演奏スタイルに合わせて、適切な音色を選択することが重要です。
ミキシングの調整
ギター音源を使用する場合、他の楽器とのバランスを調整する必要があります。
そのため、ミキシングの知識を持っているとより高品質な音楽制作が可能になります。
以上のような注意点を抑えることで、ガレージバンドでギター音源を効果的に活用することができます。
本日のまとめ
いかがでしたでしょうか。GarageBandにはさまざまな音源が用意されています。
全ての音源を知りつくすには限界があり、音源が多いので、どの音源がいいのかも分かりにくいものです。
今回紹介した音源は、GarageBandの音源の中のほんの一部にしかすぎません。
色々な音源を聴いて、頭の中の引き出しを増やしていくことをおすすめします。
GarageBandにはプラグインエフェクトであるアンプデザイナーなども装備しています。
今回の音源で少し音を変化させたいなどあれば、そのようなプラグインエフェクトを使うことでも、色々音を変化させることができるので、試してみてくださいね。
それではまた。
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