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GarageBandの使い方や操作方法など盛りだくさん。
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ゴリラシリーズです。
Gainを使う前に
Gainは、デシベル値(dB)によって、音声信号や楽器のデジタル信号を増幅させたり、減衰させたりすることができるプラグイン・エフェクトになります。
録音した素材の音が小さかった時や、逆に大きすぎた時は、このGainプラグインを使うことで音量の調整をすることができます。
使い方はたくさんあり、自分が持っているプラグイン・エフェクトでゲインコントロールが無いものや、オートメーションをかけたトラックで、音量自体を上げたり下げたりしたい場合などは、非常に役に立ちます。
シンプルで、触るところがあまり無いのですが、使い方次第では面白いエフェクトになるので是非使ってみましょう。
それでは使い方をみていきます。
Gainパラメーター
ここからはGainで使用できるパラメーターを確認していきます。
ON/Off機能
エフェクトにはバイパス(OFF)の状態にしたり、ONの状態にしたりすることがボタン一つで操作が可能です。
ONにすることで、上の図で囲んでいるボタンが青く点灯します。
OFFにするとグレーアウト(消灯)します。
チャンネルストリップ
ON/OFFボタンの横にあるプルダウンメニューを開くと、設定や詳細などメニューを開くことができます。
また、モードが用意されているため、オーディオにさまざまな変更を加えることができます。
上から解説していきます。
①Convert to Mono
Convert to Monoは、オーディオ信号などをモノラルに変換します。
ただ、この機能はプラグインの中だけの機能になるため、実際のオーディオ波形がモノラルになるわけではありませんので注意してください。
②Invert Phase Left
Invert Phase Leftは、左側で聴こえる波形の位相を反転させます。
③Invert Phase Right
Invert Phase Rightは、右側で聴こえる波形の位相を反転させます。
④Invert Phase Stereo
Invert Phase Stereoは、ステレオ波形の位相を反転させます。これをすることで何が起こるかというと、このプラグインを適用したオーディオ波形にこのInvert Phase Stereoを適用させて、同じオーディオ波形を複製します。
ステレオで位相が反転しているため、音が消えます。
⑤Invert Phase Left&Mono
Invert Phase Left&Monoは、左の波形とモノラル波形を位相反転させます。
⑥Swap Stereo Channels
Swap Stereo Channelsは、ステレオチャンネルを入れ替えることができます。オーディオ波形はステレオで録音されている場合には、上下が逆に入れ替えることができます。
Gain
ゲインボタンは、横のスライダーで調整することができ、左いっぱいで『-96.0dB』にすることができ、右いっぱいにスライドさせることで、『+24dB』にすることができます。
GarageBandで使えるおすすめプラグインを紹介しています。GarageBandだけでは困難な設定や、初心者が使うだけでプロ級の音が素早く作れるため大変便利なラインナップとなっています。
詳細は、GarageBandで使えるプラグインおすすめを確認してください。
Gainプラグイン・エフェクトのまとめ
Gainエフェクトは、あまり使われないエフェクトの一つではないでしょうか?
ただ、このGainエフェクトを使うことで、位相反転させて簡単に音を抜くことができるようになります。同じ波形の位相を反転させることで、右の音を消したり、左の音を消したりとさまざまな使い方があります。
陰に埋もれたプラグインになりますが、使い方を見直してみてもいいのではないでしょうか。
音量だけを上げ下げするプラグインではないので、是非このプラグインで遊んでみてはいかがでしょうか。
それではまた!