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等ラウドネス曲線

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この記事は耳で聞きながら読むことができます。

何かをしながら読むことも、寝ながら読むこともできるので、作業の効率が上がるのではないでしょうか。

 

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等ラウドネス曲線について

 

皆さんは等ラウドネス曲線はご存知でしょうか?多少は知っているという方もいるかもしれません。

今回は、この等ラウドネス曲線について説明していきます。

音は人によって感じ方が違います。そもそも、人はなぜ音を聞くことができるのか

それはさておき、音には、全然聞こえない音もあれば、ものすごく聞こえやすい音もあります。それは、周波数でも同じで、聞こえやすい周波数、聞こえにくい周波数があるのです。

他のページでも何度も言っていることですが、人間の耳に聞こえる可聴領域は20Hzから20kHzになります。

ただ、この可聴領域でも、人によっては聴き取れる範囲が異なることになります。

年齢を重ねていくと、高音域の周波数は聴き取りにくくなってくるのもそのためです。

 

等ラウドネス曲線とは何ですか?

 

さて、ここまでの話で、『人の耳は周波数帯域によって音量の感じ方や聞こえる音が違ってくる』ということがわかってきたことでしょう。

等ラウドネス曲線の線が複数ありますが、複数ある理由は、「人が音の感じ方や感覚」を集計し平均化したものだからです。

先ほども述べたように、人によって音の聴き取れる周波数や、感じ方が違うということですね。

 

人間の耳では特定の周波数に対しては、聞きやすい周波数帯域があります。

周波数の4kHz辺りは一番感度がよく、聞きやすい周波数帯域でしょう。

逆に低音帯域は人間の耳では聞き取りにくい帯域になります。

市販の音源のボリュームを下げていくと分かりますが、低音は音量を下げていくと聴こえなくなります。

等ラウドネス曲線の見方

ここからは、等ラウドネス曲線の見方について解説していきます。

下の等ラウドネス曲線の図を見ても、何を書いているのかわからないと思います。

見方がわかれば、簡単に感じるかもしれませんが、今の段階では『?』がつきますよね。

それでは、ラウドネス曲線を確認していきましょう。

周波数によって人の聞こえる感度が違うと話してきましたが、1000Hz、40dBの音圧レベルのときに、人間の耳で聞こえる音の大きさは40Phonということになります。

Phonとは、ラウドネスの単位となり、音の聴覚的な強さになります。簡単に言うと、人が音として聴こえる強さ『うるさい・静か』になります。

これを同じ40Phonの音の大きさで聞くためには、100Hzの帯域なら約62dBほどの音圧レベルが必要になります。40Phonの赤線を見てもらえばわかります。

これは何を意味するのかというと、低域にいくほど同じ音の大きさを感じようとすれば、音圧レベルを上げなければいけないということです。

以上のように、低域は音圧レベルを上げないと、『人間の聴感上は聞こえにくい』4000Hz付近は音圧レベルを上げなくても『人間の聴感上は聞こえやすい』ということになります。

 

この4000Hzあたりから上の周波数では、また音圧レベルを上げていかないと、人が同じ音量で聞き取るには聞こえにくくなってきます。

ミックスする中で、こういった等ラウドネス曲線を意識しながら作業を進めてみるのもいいかもしれません。

ラウドネスなどを計測するには、Waves社の『WLM PLUS LOUDNESS METER』などのプラグインを使うことで、素早く簡単に計測できます。

ミックスするためのコツ

 

では、「等ラウドネス曲線のことはわかったけど、どのようにミックスすればいいの?」って疑問が出てくるのではないでしょうか。

ここで、解決する方法はただ一つ。『リファレンス楽曲を使う』です。

リファレンス楽曲とは何か?というと、『自分の好きなアーティストの楽曲の音圧や周波数帯域をそのまま真似をする』という『お手本』みたいなものです。

このリファレンス楽曲を使うことで、聴感上も正しい音圧にでき、ミックスも上達していくのです。

皆さんも自分のリファレンス楽曲を見つけてみてください。

あっ!注意点としては、リファレンス楽曲に使われている楽器は、なるべく自分が作っている楽曲の楽器と合わせるようにしてください。

そうしないと、周波数特性が結構変わってきますので。

※使っている楽器が同じでも、使っている楽器の音色が変われば周波数も変わってきますので、そこも注意が必要です。

等ラウドネス曲線まとめ

 

『音量を小さくすると低音が聞こえにくくなる』

『低音を聞こえやすくするためには、音圧レベルを上げなければいけない』

『約4000Hz付近の音は、聞こえやすい』

『約5000Hz以上の周波数帯域では、音圧レベルを上げないと聞こえにくい』

『リファレンス楽曲を使う』

『あまり神経質にならない』

ということになります。

私たちがミックスをする際に気をつけることは、小さな音量でミックスしてしまうと、低域が聞き取りにくく、バランスの悪いミックスになってしまうということです。

適度な音量でミックスしていくことが重要になるのですが、それでもまだ十分ではありません。

これを解決するのは、やはり『リファレンス楽曲を分析する』です。

リファレンス楽曲を聴きながら調整することで、自分が好きなアーティストの音圧や周波数帯域にあった楽曲をミックスすることができます。

最後にも書いたように、あまり神経質にならずに、自分が「かっこいい音」と思う音をミックスしていけば、一番良いでしょう。

それでは、また。

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