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五線譜とは
通常、どの楽器(歌も含みます)も、五線譜を使って表すことができます。
五線譜の表記法方は以下になります。
五線譜は上の方に行くほど高い音になり、左から右に向かって進んでいきますので、逆から読まないように注意しましょう。
また、五線譜の五本線で音の高さがおさまらない場合は、上や下に加線(かせん)を付け加えることで表現することができます。
ピアノでは、五線譜が一般的に使われますが、ギターやベースではタブ譜(タブラチュア譜)、ドラムではドラム譜が使われます。
ト音記号
ト音記号は、高音部分を表示する五線譜で、主にギターやヴォーカル、ピアノ、キーボードなどに使われます。
ト音記号は第2線からスタートします。
ト音記号では、下の第一線からE(ミ)F(ファ)G(ソ)A(ラ)B(シ)C(ド)D(レ)E(ミ)F(ファ)の順番で並んでいます。
ヘ音記号
ヘ音記号は、低音部分を表示する五線譜で、第4線からスタートします。主にベースやドラム、ピアノ、キーボードなどで使われます。
へ音記号では、下の第1線からG(ソ)A(ラ)B(シ)C(ド)D(レ)E(ミ)F(ファ)G(ソ)A(ラ)という並びになっています。
タブ譜(タブラチュア譜)
タブ譜とは、正しくはタブラチュア譜といい、ギターやベースに使われる数字や文字を使って楽譜をカンタンに読ませるために作られた楽譜になります。
ギターリストやベーシストはこのタブ譜のおかげで、面倒な五線譜を読むことなく演奏ができるようになるんです。
ただこのタブ譜がくせもので、これに慣れてしまうと、プロになろうとしたときに五線譜が読めない!!なんてことになります。
初めのうちはタブ譜で練習するのもいいですが、できれば五線譜を読めるようにしておきましょう。
FACEを覚える
五線譜の音符位置を簡単に覚える方法があります。
それがFACE(フェイス)です。
五線譜の間の音符は、下からF(ファ)A(ラ)C(ド)E(ミ)の順番になっています。
五線譜を読むためには、いつも頭の片隅にでも入れておいて下さい。
加線について
加線は、五線譜だけでは書ききれないときに、五線譜の下や上に短い線を付け加えることで、五線譜だけでは表現できない音符を書くことができます。
E(ミ)の下がD(レ)になります。
その下のC(ド)を表記する場合は小さな横線(加線)を引くことで下のC(ド)の音を記入することができるのです。
大譜表とは
大譜表とは、ト音記号とへ音記号の二つを組み合わせた楽譜のことを言います。
大譜表が使われる楽器には、音域の広いピアノなどがあります。
ト音記号とへ音記号の中央の音C(ド)はつながっているので、覚えておきましょう。
3度の間隔をつかむ
3度の間隔をピアノで確認すると、ソとシが3度の間隔になります。
五線譜にて確認すると、この間隔が3度の間隔になります。どの音符でもこの間隔が3度になるので覚えておきましょう。
5度の間隔をつかむ
5度の間隔をピアノで確認すると、ソとレのこの間隔が5度の間隔になります。
鍵盤を弾くときは、手をこの形で覚えておきましょう。
次に五線譜を確認してみると、このような形になります。
ソの音符がくし団子、レの音符もくし団子になって間は空いています。この形も覚えておきましょう。
5度の間隔は鍵盤のどのポジションでも同じ間隔のため、形を覚えると弾けるようになります。
ここでそれぞれのルート(一番下の音)から5度の間隔を覚えておきましょう。左の音符がルートです。
ド(ルート)とソ(5度)、レ(ルート)とラ(5度)、ミ(ルート)とシ(5度)、ファ(ルート)とド(5度)、ソ(ルート)とレ(5度)、ラ(ルート)とミ(5度)、シ(ルート)とファ(5度)になります。
五線譜をカンタンに読む方法 まとめ
五線譜を見て演奏できると、どんな表現でも演奏することができます。タブ譜はとても便利な反面、それに慣れてしまうと、プロの現場ではやっていけないことがありますので、できるだけ五線譜を読めるようにしておきましょう。
これ弾いてください。って言われても、『自分、タブ譜しか読めませんから』では『残念!!』となちゃうので、気をつけてくださいね。
それではまた。
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