Logic Pro サンプルレートって必要なのか?

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サンプルレートを調べる前に

本日もこのページに来ていただきありがとうございます。

音楽制作において、サンプルレートは重要な要素の一つです。

しかし、その正確な役割や選択のポイントは多くの人にとって未知の領域かもしれません。

この記事では、Logic Proに焦点を当て、サンプルレートについての基礎から始め、実際のプロジェクトでの設定方法や選択に関する考慮事項までを網羅します。

また、レコーディングするときなどは、このサンプルレートを気にしながら録音することになります。

サンプルレートが音楽制作に与える影響を理解し、最適な設定を見つける手助けとなるでしょう。

本日はこのサンプルレートについてお話していきます。それではみていきましょう。

   

サンプルレートについて

サンプルレートは48kHz以上で録音すると音質的にも良いと言われています。


音質的に変化を感じられるのは、48kHzくらいまでだと個人的には思っているのですが。


96kHzや192kHzみたいに高いサンプリング周波数は人間の耳では聞き取れず、人間が聞き取れる範囲の周波数20Hzから20kHzを大幅に超えることになります。


周波数が20Hzから20kHzを聴き取れるということはつまり、1秒間に20回振動する音から、2万回振動する音まで人間の耳は聞き取れると言うことなんですね。すごいですね。


上記のことを考えると、あまり高いサンプルレートで録音しても意味がないのかなと。


ただ、下位版のGarageBandだけは、44.1kHz固定となっていますので、変更することはできません。その点Logic Proはサンプルレートの幅を広く設定することができます。


44.1kHzはCDの規格でもありますので、ディザリングせずにCDに曲を焼けるのですが。


サンプルレートを以下解説していきます。

サンプルレートとは

サンプルレートとは、アナログ信号をデジタル信号に変換する(A/Dコンバーター)時に、1秒間にサンプリング(標本化)を何回するか。の値になります。

サンプルレートはサンプリング周波数などとも呼ばれます。

サンプリングレートが高いと、A/D変換(アナログの信号をデジタルの信号に変換すること)が高速に出来るので、高サンプルレートの方が有利と言えるでしょう。

このサンプルレートは音楽を扱う時にとても重要になってくる値になります。

音を録音する際は、このサンプルレートを十分に理解して、自分が求めている設定にして下さいね。

それではCD規格を少し見ていきましょう。

CD規格

まず、44,100Hz (44,1kHz) は、音楽業界の標準で、CDなんかはこのサンプルレートを使用しています。

サンプルレートはHz(ヘルツ)で表して、数値が高ければ高いほど音がなめらかになります。高サンプルになればなるほど、エフェクトのかかり方もなめらかになり、自然な感じでかかってくれます。

低サンプルレートになればなるほど、音が荒く聞こえてしまいます。

では、サンプルレートが高ければ良いのか?というと、そういう事ではなく、高サンプルレートになれば理論上は音質は良くなりますが、その分余計な音まで録音されるため、あれ?ってなったりします。

また、96kHzだと高音質ですが一般人には全く聞き取れないほどのサンプリング数になるみたいですね。

高サンプルレートで録音した楽曲は、CDなどの低いサンプルレートにするときには、最終段階で必ずダウンサンプリング(サンプルレートを落とすこと)をやらなければいけません。

ここで必要になってくるのがディザリングになります。

ディザリングとは何なのかわからないと言った声が聞こえてきそうですので、ディザリングについて簡単に解説しておきます。

ディザリングについて

サンプルレートを44.1kHzで録音した場合は、動画編集の時などもサンプルレートを合わせましょう。

ここで問題となるのが、96kHzで録音したものを44.1kHzにした場合、ディザリングというものをかけないと、音質が悪くなる場合があるということです。

つまり、せっかく高いサンプルレートで録音したのに、ディザリングをしなかったことで、音質が悪くなった!となれば、何のための高サンプリングなのかわからないですよね。

ディザリングは必ずするようにしましょう!

ディザリングについて詳しく説明していますので、『ディザリングって何?』を参考にして下さい。

どのサンプルレートを使うべき

ここで気になるのが、録音する時に、どのサンプルレートで録音すれば良いのか?ってことになりますよね!

音楽をやっているのであれば、48kHz以上あれば、普通に良い音で録音できます。

高いサンプルレートは、PCの負荷が高く、また安い機材ならノイズものりやすいため、自身の環境と相談してみて下さい。

高サンプリングと低サンプリングで、どのくらい音質が違うのか自分の耳で確かめるのも効果的ではないでしょうか?

ミックスおよびマスタリングにおけるサンプルレートの影響

ミックスおよびマスタリングの段階では、サンプルレートの選択が音楽制作に与える影響が特に重要です。

以下に、それらのプロセスにおけるサンプルレートの影響について詳しく説明します。

ミックスにおけるサンプルレートの影響


ミックスは異なるトラックや音源を組み合わせ、バランスをとりながらクリエイティブな決定を下すプロセスです。

サンプルレートがミックスに与える影響は次の点に注目します。

高いサンプルレートの利点

高いサンプルレートでは、音の微細なニュアンスやディテールが保持されやすくなります。

特に高周波域の情報がより正確に再現され、空間感や立体感が向上します。


ファイルサイズへの影響

高いサンプルレートはファイルサイズを増加させる傾向があります。

ミックスプロジェクトが大規模である場合は、ストレージや処理の負荷を考慮する必要があります。


プラグインの動作

一部のプラグインはサンプルレートに敏感であり、特に高いサンプルレートでの利用が効果的な場合があります。

これにより、エフェクトやプロセッシングがより精緻になります。


マスタリングにおけるサンプルレートの影響


マスタリングはミックスの仕上げ工程であり、全体のトーンやダイナミクスを調整して最終的な音楽作品を仕上げるプロセスです。

サンプルレートの選択がマスタリングに与える影響について以下に述べます。

変換の影響

もし元の録音のサンプルレートが異なる場合、変換が必要です。これにより、ノイズや歪みが発生する可能性があります。注意深く変換を行うことが重要です。


最終出力の品質

サンプルレートが最終出力にも影響を与えます。適切なサンプルレートの選択は、聴衆が音楽を再生する際に最適な品質を提供します。


ディスプレイ対応

一部の再生機器やプラットフォームは特定のサンプルレートに最適化されています。最終的なファイルは、聴衆が使用するデバイスや環境を考慮して出力する必要があります。


以上のように、ミックスおよびマスタリングにおけるサンプルレートの選択は、音楽制作の最終段階で大きな影響を与えます。

慎重な選択と実験を通じて、最適なサンプルレートを見つけることが重要です。

サンプルレートのまとめ

最後に結論を言います!サンプルレートは48kHz以上で自分で聞いて一番音が気持ち良く聞こえるサンプルレートで録音しましょう!

自分は高サンプルレートで録音したときと、低サンプルレートで録音したときでは、高サンプルレートで録音したときの方が、ノイズが乗って聞きにくいイメージがありました。

なので自分がいつも使うサンプルレートは、48kHzにしています。

ただ知り合いのミックスエンジニアとかマスタリングエンジニアとかでも、高サンプルレートを使用している人はいますが。

まぁ最終的には、自分の耳を信じて自分に合ったサンプルレートを使っていきましょう。

それではまた。

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