テンプレートを作る前に
みなさんは、テンプレートを作っていますか?テンプレートって何ですか?という人もいるかもしれません。
レコーディング作業などをするときに、いつも使っている音源やエフェクトなどを挿入する作業は、とても時間のかかる作業になります。
こういった時間のかかる作業は、なるべく時間の短縮をして効率化をしていきたいものです。
また、いつも使うプラグインなどをあらかじめ設定しておくことで、エフェクト挿入をやり忘れたり、いろいろなパターンのエフェクトテンプレートを作ることができるので、楽曲制作にも幅が出てくるのではないでしょうか。
これからテンプレートに関する事をみていきます。
テンプレートとは
テンプレートとは、ドラムやギター、キーボードなどのトラックやエフェクトなどをあらかじめ設定しておく事で、次回から作曲をする時に、設定したトラックやエフェクトなどが瞬時に使用できるための機能になります。
毎回使用するトラックやエフェクトなどを設定しておくことで、立ち上げるたびに設定していた時間を大幅に短縮させることができます。
また、設定のやり忘れなどを防ぎ、楽曲制作をスムーズにすることもできます。
保存したテンプレートは、初期画面の『マイテンプレート』の中に入りますので、次回からは、この『マイテンプレート』を使用したらすぐに使えるようになります。
テンプレートを作る
テンプレートの作り方は簡単で、トラックに好きな楽器を挿入し、プラグインなどを設定するだけで、いつも同じ設定で曲の作成を始めることができます。
また、トラックに名前をつけておくことで、どのトラックに何が入っているのかもわかるので便利になります。
トラックアイコンを変更する
トラックアイコンを使うことで、トラックに入っている楽器が視覚的にわかるようになるので、『このトラックって何のトラック?』というのを防ぐことができます。
トラックアイコンをトラックに設定するには、アイコンを設定したいトラックを選び『右クリック』をします。
詳細が開くので、この中の『トラックアイコンを割り当て…』を選択します。
今回はドラムの中のアイコンを使用します。好きなアイコンを選んで設定すると、アイコン設定は完了します。
また、アイコンの種類を増やしたい人や自分の作ったアイコンを使用したい人もいるのではないでしょうか。
そういった時には、カスタムアイコンを使用することで、自分の好きなアイコンを設定することができます。
カスタムアイコンを登録する
カスタムアイコンを登録すると、自分の好きなアイコンをトラックに割り当てることができます。
アイコンの種類がない時や、好きな画像を挿入したい時などはカスタムアイコンを使うことになります。
登録のやり方はいたって簡単です。
先ほどの『トラックアイコンを割り当て…』を選択します。
このカスタムアイコンを選択した場所に、入れたい画像をドラッグ&ドロップして画像を追加します。
画像の横にある『+』ボタンを押すことでも挿入することはできますが、ドラッグ&ドロップが一番簡単な方法です。
あとは、今入れた画像を選ぶだけで、トラックにアイコンを追加することができます。
テンプレートを保存する
テンプレートが出来上がり、次回から作ったテンプレートを使いたい場合は、テンプレートの保存をしないといけません。
テンプレートの保存のやり方は、メニューの『ファイル』から『テンプレートとして保存…』を選択します。
保存画面が出てきます。
①名前をつけます。
ユーザーファイルから②『ミュージック』→③『Audio Music Apps』→④『Project Templates』フォルダの中にテンプレートを保存します。
これで次回から先ほど作成したトラックなどが呼び出せるテンプレートが完成しました。
名前の下のファイルを選ぶ箇所は『Project Templates』になりますので、次回からはこのフォルダを使っていきます。
作ったテンプレートを使用する
作ったテンプレートを使ってみましょう。Logic Proを立ち上げて、初期画面を出します。
①マイテンプレートを選び、②の先ほど作ったテンプレートを選びます。③『選択』を押すことで、自分が作ったテンプレートを開けることができます。
テンプレートを上書きする
テンプレートに変更を加えた場合に、変更したテンプレートを次回から使いたい場合はファイルの上書きをしないといけません。
『テンプレートとして保存…』を選び出てきた画面の『MY templates』を選んで『保存』を押します。
すでに存在しているファイルになりますが、『置き換え』を選択して上書き保存することで、変更したテンプレートを使うことができるようになります。
テンプレートの場所を変更する
テンプレートを作成したら、開きやすいようにデスクトップに貼り付けて使用したり、違うパソコンでもテンプレートを使いたい時などは、作ったテンプレートを持ち出すこともできます。
ファイルを選べばすぐに自分のテンプレートを使えるのはいいですよね。
Logic Pro 自分のテンプレートを作成する まとめ
テンプレートを作ることで、作業時間の短縮ができ、楽曲制作がやりやすくなります。
私たちは、楽曲の納期があります。
時間に余裕があればいいのですが、できるだけ早く楽曲を提供しなければいけません。
納期を早めるためにも、こういった時間を短縮できる作業などはテンプレート化し、すぐに作曲に取りかかれるようにすることがとても重要になってきます。
また、初めからエフェクトなどを挿していると、いつも使っているプラグインを挿し忘れたりすることもあります。
そういったミスを防ぐためにも、ぜひテンプレートを使ってルーティーンを確立していきましょう。
それではまた。
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