はじめに
リズムといっても、人それぞれのリズム感があり、ものすごく大きなテーマとなってきます。
あなたはリズムを取れていますか?
「そもそもリズムって何?」「リズムなんていらない!」「自分はリズム感ないんだよな」などいろいろな意見が聞こえてきそうです。
リズムと一言で表現していますが、リズムは単純ではありません。複雑にさまざまなことが混ざり合ってリズムが生まれているのです。
例えば、リズムのテンポや、音の大きさ、小ささ(ダイナミクス)、演奏の仕方(ゴーストノートなど)が複雑に絡み合ってリズムはできています。
「リズム」は、どの音楽にもあって、どの楽譜にも書いてありますが、「本当のリズム」は、そのリズムをとった本人にしか分かりません。
例えば、同じ3拍子の音楽でも、まったく違う音楽に聴こえることがあります。 それはどうしてでしょうか?
音楽を聴いて思わず踊りだしたくなる演奏もあれば、こんな音楽で踊れない!という演奏もあります。
なぜそういったことになるのか?答えは「リズム」に秘密があるます。
「リズム」は、音楽の心臓部分になります。
心臓部分があるからリズムを奏でることができるのです。
この心臓部分のリズムは鍛えることができます。鍛えれば、どんどん身に付きます。
リズム感が養えば、今まで聞いていた音楽が、また違った形となって聞こえてきますし、体で体感できるようになります。
楽器を演奏する人では、リズム感を習得することで演奏の幅も広がります。
ここからは『リズム』について考えていき、これから『リズム』とどう付き合って行けばいいのかも考えていきましょう。
リズム練習にはメトロノームが最適です。
メトロノームを使いながら、リズム練習してみるのも良いかもしれませんね。
リズムとは?
そもそもリズムとは何なのか?を、まずはみていきましょう。
少し難しく言ってしまうと、リズムとは音楽を体系的に小節を分割して速度やテンポで特定の回数を繰り返して音符を刻むことです。
は?
何を言っているのかわからない人がたくさんいるのが目に浮かびます。
それではここからは、リズムについて噛み砕いていきましょう。
リズムとは人それぞれに持っている感覚的なものです。
さまざまな人がいて、さまざまなリズムがある。リズムを定義するのはかなり難しい話になってきます。
ただ、譜面に書いたリズム譜を見るとどうでしょうか?
速度(テンポ)は人それぞれになりますが、音の長さや音の数は共通して刻むことができます。
このようにリズムは2つ以上の音符と音の長さで刻むことができるのです。
リズムは規則的に鳴る音符の集合体です。
人によってリズムが違うのは、このリズムの中でも音の強弱やアクセントの取り方などが人それぞれになるため、リズムの違いが出てくるのです。
リズムとは
リズムとは、『ドン、ドン、タン、チッ』や『ドン、チッ、タン、チッ』などさまざまな種類の規則的に鳴る音符のことをいいます。
規則的に鳴る音符を1小節、2小節と繰り返し並べることでリズムを作り出します。
ここで重要になってくるのがアクセント(音の強弱)です。先程のリズムの『ドン、ドン、タン、チッ』にアクセントをつけると、よりリズムを感じることができるようになります。
例えば次のように体感できます。
アクセントがないドラム
アクセントがあるドラム
アクセントがあるドラムの方が単調にならずにリズムを感じることができたのではないでしょうか。
ドラムのみならず、ギターやベースなどの楽器でも、アクセントはとても大事な要素になります。
テンポとは
テンポとは、皆さんもご存知の速さです。BPMといいリズムが鳴る速さを言います。
一般的にテンポ120の曲であれば1分間に4分音符を120回刻むことになります。テンポは曲の中でも重要な要素の一つで、曲の速さにより、その曲の感じ方が全く違うものになります。
同じ曲で、テンポを変えてみた例を上げてみます。
BPM102の曲
BPM89の曲
このように同じ曲でもテンポが違うだけで、曲のノリや雰囲気がものすごく変わってきます。
テンポは曲を作る上でも重要で、リズムとテンポをうまく組み合わせることで、無限に曲を作ることも可能になってくるのです。
ドラムを変更してみる
リズムとテンポが楽曲にどのような影響を与えて、耳で感じる『体感』の変化がなんとなくわかってきたのではないでしょうか?
さて、ここからはリズムを変化させることでどのような聴こえ方をするのか見ていきましょう。
リズムを変化させることで一番効果がある楽器があります。それは『ドラム』です。
同じ曲でも『ドラム』のリズム(叩き方)が変われば全然違う聴こえ方になります。
次の曲を聴いてください。
ドラムを変更してみます。
ドラムで雰囲気がだいぶ変わったのではないでしょうか。
このように、ドラムのリズムを変更し、音源を変更することで曲調が変わり、聴いた感じも変わってきます。
楽曲の制作で行き詰まったときには、ドラムを変更したり、音源を変えてみると新たな発見があるかもしれませんね。
ベースを変更してみる
ベースを変更することでも、『ノリ』や『リズム感』を変えることができます。
まずは、こちらの曲を聴いてください。
この曲でのベース音はルートをただ単に弾いているだけの楽曲になります。
次にベースのリズムを変更してみます。違いを聴いてみてください。
ベースのリズムが変わるだけでも違った曲に聴こえるのではないでしょうか。
ドラムやベースはリズムを変えるだけではなく、その曲にあったジャンルへと変化させてくれる大変重要なパートになります。
ドラムとベースを変更することで、曲にさまざまな変化をつけることができるため、作曲をしている方で、マンネリ化している方は一度試してみてください。
リズムとテンポ、曲の構成のまとめ
リズムは、楽曲を作る上では大変重要な役割になっています。また、テンポも楽曲を構成するためには重要になってきます。
どのようなジャンルの曲を作曲するにしても、リズムとテンポは切っても切れない関係となります。
今回初回した曲を構成する上でのテクニックは、ほんの一部に過ぎません。
皆さんも、いろいろ試してみて、自分に合ったテンポやリズムを探してみてください。
それでは、また。
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