Vintage Console EQ(ビンテージ・コンソール・イコライザ)を使う前に
Vintage Console EQ(ビンテージ・コンソール・イコライザ)は、Logic Pro既存の無料プラグインエフェクトになります。
Vintage Console EQ(ビンテージ・コンソール・イコライザ)は、特徴ある音色や、なめらかな操作感で有名なミキシングコンソール・チャンネルのAPI550をエミュレートします。
切り替えのできる低域および中域、12kHzに固定された高域の3バンド設計になっています。
パッシブのローカットやハイカットを備えているため、いらないローやハイをカットし楽曲をスッキリと聴かせることができるでしょう。
それではこの40年代から50年代にかけて使われてきたビンテージ・コンソール・イコライザを使って楽曲をブラッシュアップしてみて下さい。
また、EQ(イコライザ)とは何か?が知りたい場合は、『Logic Pro イコライザとは』を確認してください。
ここからは、Vintage Console EQ(ビンテージ・コンソール・イコライザ)の使い方や設定方法などを見ていきましょう。
Vintage Console EQ(ビンテージ・コンソール・イコライザ)の使い方
Vintage Console EQ(ビンテージ・コンソール・イコライザ)の開き方は、『EQ』→『Vintage Console EQ』で選択しプラグインをセットします。
これでVintage Console EQ(ビンテージ・コンソール・イコライザ)を設定できるようになります。
それではVintage Console EQ(ビンテージ・コンソール・イコライザ)での各パラメータを確認していきます。
Logic Proでのエフェクト画面では、共通のパラメータがついています。
どのエフェクトでも使い方は同じですので、『エフェクトを使う時の共通のパラメータ』を参照してください。
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Vintage Console EQ(ビンテージ・コンソール・イコライザ)の各パラメータ
それでは、Vintage Console EQ(ビンテージ・コンソール・イコライザ)の各パラメータを解説していきます。
In/Outスイッチ
EQ回路のオン、オフを切り替えます。赤色に点灯しているときは、オンの状態です。オフにするときはもう一度クリックすることで消灯しオフにすることができます。
Low Cut
Low Cutボタンを押すことで、Low Cutを適用することができます。
下のLow Cutツマミを回しカットしたい周波数帯域を選択します。50Hzから300Hzまでを選択し18dBのロールオフ(ローカット)をしていきます。
Low Gain
Lowシェルビング・フィルタをオンにすることでLow Gainツマミを使うことができます。
周波数はその下のLow FREQ(ロー・フリークェンシー)を操作し設定します。
35Hzから220Hzの範囲で設定します。
MID Gain
中域のフィルタをオンにすることで設定することができます。
MID Gainを操作しゲイン調整をします。その下にあるMID FREQ(ミッド・フリークェンシー)で周波数を決定します。
0.36kHzから7.2kHzまでの間で調整して下さい。
Hight Gain
ハイボタンを押すことで、ハイ・シェルビング・フィルタのレベルを設定します。
ゲインの範囲は±18dBになります。
Output Drive
選択したビンテージEQの出力ステージのゲイン、サチュレーションの量を調整します。
EQのすべての帯域を触っていない場合でも、オリジナルのハードウェア出力ステージのディストーションとビンテージ独特の音色が生成されます。
Output Model
ビンテージEQモデルの出力ステージを選択します。
Silky(Tube EQ)
Vintage Tube EQの出力ステージです。
Punchy(Graphic EQ)
Vintage Graphic EQの出力ステージです。
Smooth(Console EQ)
Vintage Console EQの出力ステージです。
Phase
EQおよび選択した出力ステージの処理モードを設定します。
Naturalを選択するとオリジナルのEQカットやブーストの位相ズレが反映され、Linearを選択すると、EQをかけた信号の位相ズレを生じさせずにEQによる変更を適用できます。
Volume
プラグイン全体に適用される出力レベルを設定します。範囲はプラス24dBからマイナス24dBの範囲で設定します。
Logic Pro エフェクトVintage Console EQ(ビンテージ・コンソール・イコライザ)まとめ
今回は、Vintage Console EQ(ビンテージ・コンソール・イコライザ)をみてきました。
40年代から50年代までに愛されたイコライザを使ってみていかがでしたでしょうか。音的に何が変わったか分からない方もいたかもしれませんが、コンソール型のイコライザの長所は、やはりツマミがみやすく操作がしやすい点です。
直感的にいじることができるので、大胆にツマミを回してもそれほどバランスを崩すことはないでしょう。
ビンテージのイコライザを積極的に使い、ビンテージを現代の音楽にも取り入れて、自分だけの音を作っていきましょう。
それではまた!
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