Logic Pro エフェクト DistortionⅡ(ディストーション2)の使い方

DistortionⅡ(ディストーション2)を使う前に

DistortionⅡ(ディストーション2)は、Logic Pro既存の無料プラグインエフェクトになります。

DistortionⅡ(ディストーション2)は、ディストーションの中の一つになります。

音の素材を低分解能のデジタルに変換し音源を劣化させることで、ディストーションを発生させて使用します。

ここからは、DistortionⅡ(ディストーション2)を使い方や設定方法などを見ていきましょう。

DistortionⅡ(ディストーション2)の使い方

DistortionⅡ(ディストーション2)は、GarageBandに標準で付いているプラグインエフェクトです。サードパーティー製(他社から出ているプラグイン)のディレイの方が機能が多く、できることがGarageBandより多いんですが、標準で付いているエコーでも、十分対応できると思います。

まずは、GarageBand付属のエコーを使いこなし、基礎力を身につけてください。

開き方は、『Distortion』→『DistortionⅡ』で選択しプラグインをセットします。

これでDistortionⅡ(ディストーション2)を設定できるようになります。

それではDistortionⅡ(ディストーション2)での各パラメータを確認していきます。

Logic Proでのエフェクト画面では、共通のパラメータがついています。

どのエフェクトでも使い方は同じですので、エフェクトを使う時の共通のパラメータを参照してください。

DistortionⅡ(ディストーション2)の各パラメータ

それでは、DistortionⅡ(ディストーション2)の各パラメータを解説していきます。

PerGain

PerGainは、入力信号に加えるゲインの量を調整します。

Drive(ドライブ)

Drive(ドライブ)ツマミを回すことでサチュレーションの量を調整することができます。

右いっぱいに回すことでサチュレーション量を最大にできます。

Tone(トーン)

Tone(トーン)ツマミを回すことで、ディストーション前、ディストーション後の両方のハイ・シェルフ・フィルタのゲインをブーストします。

Type(タイプ)

Type(タイプ)では、ディストーションのタイプを変更することができます。

タイプは以下の5つからなります。それぞれ見ていきましょう。

Growl

2段階式の真空管アンプをエミュレートします。

Bity

ブルージーに歪むオーバードライブギターサウンドをエミュレートします。

Nasty

力強いディストーションを生成します。ディストーションを深くかけたい場合はこのタイプを使用します。

Class AB Soft

ソフトなディストーションをエミュレートできます。

音は低音域が膨らみ柔らかくなります。

Class AB Hard

ハードなディストーションをエミュレートできます。

高音域にかけて強いディストーションがかかったような音になります。

Distortion Output Level(ディストーション・アウトプットレベル)

拡張機能で、三角マークをクリックし展開することで出てくるディストーション・アウトプットレベルでは、最終出力を調整できます。

Mix

Mixは原音とエフェクト音をどの程度混ぜ合わせるのかを調整するスライダになります。

Logic Pro エフェクトDistortionⅡ(ディストーション2)まとめ

今回はDistortionⅡ(ディストーション2)というプラグインエフェクトを見てきましたが、DistortionⅡ(ディストーション2)を使うことで、Hammond B3オルガンのディストーションをこれ一台でエミュレートできるので、高い機材を買わなくても、無料で使用することができるようになります。

自身の楽曲に、DistortionⅡ(ディストーション2)を適用し、Hammond B3オルガンのディストーションサウンドを再現してみましょう。

使い方次第では、DistortionⅡ(ディストーション2)サウンドをクリエイティブなサウンドにすることもできるので、いろいろな使い方を試してみるのも良いかもしれませんね。

それではまた!