Vintage Tube EQ(ビンテージ・チューブ・イコライザ)を使う前に
Vintage Tube EQ(ビンテージ・チューブ・イコライザ)は、Logic Pro既存の無料プラグインエフェクトになります。
1950年代から1970年代のTUBETECH ( チューブテック )EQのエミュレートするこのプラグインは、ブーストやカットがとてもなめらかに効くEQです。
ここからは、Vintage Tube EQ(ビンテージ・チューブ・イコライザ)について詳しくみていきましょう。
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Vintage Tube EQ(ビンテージ・チューブ・イコライザ)の使い方
Vintage Tube EQ(ビンテージ・チューブ・イコライザ)は、Logic Proに標準で付いているプラグインエフェクトです。開き方は、『EQ』→『Vintage EQ Collection』→『Vintage Tube EQ』で選択しプラグインをセットします。
これでVintage Tube EQ(ビンテージ・チューブ・イコライザ)を設定できるようになります。
Logic Proでのエフェクト画面では、共通のパラメータがついています。
どのエフェクトでも使い方は同じですので、『エフェクトを使う時の共通のパラメータ』を参照してください。
Vintage Tube EQ(ビンテージ・チューブ・イコライザ)の各パラメータ
それでは、Vintage Tube EQ(ビンテージ・チューブ・イコライザ)の各パラメータを解説していきます。
In スイッチ
In/Outスイッチは、EQ回路のオン/オフを切り替えることができます。
ランプの点灯でONになります。
ランプの消灯でOFFになります。
Low Boost
Low Boost(ロー・ブースト)は、低周波数のブースト量を設定します。0〜10の範囲で設定します。
使い方は、Low FREQで設定した周波数以下の帯域の音量を上げます。
例えば、Low FREQの値を30Hzに設定した場合、30Hz以下の音量を上げます。
Low FREQ
Low FREQは、低域の中心周波数を20Hz〜100Hzの間で設定します。100Hzで設定した場合は、100Hz以下の帯域の音量をLow Boostツマミであげた分上がります。
Low Atten
Low Attenは、低周波数の減衰(カット)の量を調整します。0〜10の間で設定します。
例えば、Low Boostで上げた音量分をAttenで下げることで音を作っていきます。
High Bandwidth
High Bandwidthは、高周波数範囲のQ帯域幅を調整します。0(狭い帯域)〜10(広い帯域)で調整します。
High Boost
High Boostは、高周波数のブースト量を設定します。
Low Boostと同じく、High FREQで設定した帯域以下の音量を上げます。
High FREQ
High FREQは、高音域の帯域を設定し、その帯域以下の音量をHigh Boostで上げることができます。
High Atten
High Attenは、高音域の音量を下げます。
High Atten Sel
High Atten Selは高域のシェルビング周波数を5kHz〜20kHzで設定します。
Vintage Tube EQの下の領域パラメータ
Low FREQ
Low FREQは、音量を上げたい周波数の帯域を選択します。
Low Peak
Low Peakは、Low FREQで設定した周波数帯域のブースト量を調整します。
DIP FREQ
DIP FREQは、音量を下げたい周波数の帯域を選択します。
DIP
DIPは、DIP FREQで設定した周波数帯域の音量を下げます。
High FREQ
High FREQは、音量を上げたい周波数帯域のを設定します。
High Peak
High Peakは、High FREQで設定した周波数帯域の音量を上げます。
OUTPUT領域
Drive
Driveでは、歪みの調整ができます。
Output Model
Output Modelは、他のビンテージEQを設定でき、Driveで設定した歪みの感じが変化します。
PHASE
PHASEは、位相を変更します。Naturalに設定すると、ブーストやカットで位相を変化させることができ、音色を変化させることができます。
音が小さくなったと感じたときには、Linearを選択すると、位相のズレがなくなります。
Volume
Volumeで全体の音量を調整します。
Logic Pro エフェクトVintage Tube EQ(ビンテージ・チューブ・イコライザ)まとめ
今回はVintage Tube EQ(ビンテージ・チューブ・イコライザ)というプラグインエフェクトを見てきましたが、音源の解像度(サンプルレート)を意図的に変更して、音をあえて汚くする事で、特殊な効果を狙っていく大変面白いエフェクトを紹介してきました。
自身の楽曲に、Vintage Tube EQ(ビンテージ・チューブ・イコライザ)を適用し、何小節かに変化をつけることで、リスナーが飽きることなく音楽を聴けるように編曲することができるでしょう。
しかし、Vintage Tube EQ(ビンテージ・チューブ・イコライザ)を使いすぎると本当に音楽がクラッシュしてしまうので、ご利用は計画的にお願いします。
それではまた!
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