Logic Proは、音楽制作のための強力なデジタルオーディオワークステーション(DAW)であり、以下の技術仕様と機能を備えています。
これからLogic Proを使って作業をしていく人や、購入を検討している人はぜひ確認して見て下さい。
それでは解説していきます。
最低システム条件
macOS 12.3以降が必要で、Mac上での実行が可能です。
最近購入したMacであればこの要件はクリアしているでしょう。
ストレージ空き容量
ストレージとは、データを保存できる容量となり、システム環境設定から一般のストレージで確認することができます。
最小構成のインストールには6GBの空き容量が必要です。
サウンドライブラリ全体のインストールには72GBの空き容量が必要です。
1TBほどあれば余裕で使うことができますね。
Logic Remoteの最低システム条件
iPad、iPhone、iPod touchがサポートされていますが、特定の操作にはiPadが必要です。
iPad: iPadOS 14.0以降
iPhone: iOS 14.0以降*
iPod touch: iOS 14.0以降*
iPadのみがサポートする機能には、Smart Control、サウンドライブラリの操作、スマートヘルプ、フルミキサー、プラグインコントロールがあります。
一般
キーコマンドとMIDIコマンド
2,114のキーコマンドとMIDIコマンドを定義可能です。
キーコマンドとは、ショートカットなどのことで、キーボードからすぐに使いたい機能まで瞬時にアクセスすることができる機能となります。
MIDIコマンドも瞬時に使いたい機能までショートカットできます。
スクリーン
90のスクリーンを呼び出し可能。
スクリーンは自分の設定した使いやすい画面を登録し呼び出すことができる機能となります。
取り消し履歴
プラグインとミキサーの編集の取り消しを含む200ステップの履歴。
例えば、編集をしていて間違えた場合には、200個前までの編集に戻れるというものになります。
プラグインレイテンシ補正
外部オーディオとMIDI装置でも対応。
遅延を補正し、タイムラグを無くします。
MIDIイベント分解能
1/3,840ノート
オーディオ
オーディオファイルとI/O分解能
最大24ビット/192kHz
結構良い音質で再生可能です。
プロジェクトの長さ
96kHzで最大6時間以上
44.1kHzで最大13時間
これはものすごく長い時間録音や再生ができます。ここまでの長さのプロジェクトを使う人は少ないと思いますが。
ディザリングアルゴリズム
ディザリングは、最終音源を仕上げるときに、ノイズをプラスさせて音質を向上させる処理になります。
違いはあまり分かりませんが、ディザリングをやっておくと何か良い音になった気がします。
プロ仕様のPOW-r、Apogee UV22HRを使うことができます。
集約エンジン
64ビット
スコアエディタ
独立したボイス
パートごとに最大16
コードグリッド
4,000以上の定義済みコードグリッド
コードの押さえ方などを知りたい方は重宝しますね。
タブ譜
最大16弦の楽器をサポート
楽譜記号
様々な長さの音符と休符、調号と拍子記号、スラー、クレッシェンド/デクレッシェンド記号などをサポート
アクセント、運弓記号、フェルマータなど、特定の音符に適用可能
トリル、トレモロ、サスティンペダル記号なども含まれます
MusicXMLの読み込みと書き出しに対応
プラグインとサウンド
プラグイン
108のエフェクトプラグイン(35のストンプボックスを含む)
28のソフトウェア音源プラグイン
9のMIDIプラグイン
7.1chサラウンドに対応する7の音源とエフェクトプラグイン
7.1.4chサラウンドに対応する14のエフェクトプラグイン
サウンドライブラリ
合計5,953のパッチ
13,552のApple Loops
1,250のサンプラー音源
110のQuick Sampler音源
3,556のAlchemyプリセット
3,066以上のキットピースパッチを持つ150のDrum Machine Designerキット
ミキサー
チャンネルストリップ: 最大1,000のステレオオーディオ、ソフトウェア音源、Auxチャンネルストリップをサポート
バス
最大256
MIDIトラック
最大1,000
インサート
内部またはAudio Unitsエフェクトプラグイン用の15
内部またはAudio Units MIDIプラグイン用の8
センド
チャンネルストリップ、プリフェーダーまたはポストフェーダー、ポストパンごとに12
グループ
オーディオ、ソフトウェア音源、MIDIチャンネルストリップ用の32
コントロールサーフェスのサポート
他社製のコントロールサーフェスを幅広くサポート
詳細なモデルはリストアップされています
iPhoneとiPad用のApple Logic Remoteが利用可能
サラウンドと空間オーディオ
サラウンドチャンネル構成
2.0、5.1、7.1、5.1.4、7.1.4などをサポート
ドルビーアトモスのモニタリング
バイノーラル(ステレオヘッドフォン用)などを含む
サラウンドミキサー構成
Quadraphonic、LCRS、5.1(ITU)、5.1.2(ドルビーアトモス)などを含む
互換性
プロジェクトの互換性
Logic 5以降のプロジェクト、iPad用Logic Proのプロジェクト、GarageBandの曲を直接開くことが可能
オーディオとMIDIのハードウェア
Core Audioに対応
プロジェクトの読み込み/書き出し
AAF、XML(Final Cut Pro)に対応
ドルビーアトモスのミックス
Apple Musicに対応するADM BWF64ファイルとして書き出し可能
オーディオフォーマット
AIFF、WAV(BWF)、CAF、SDII、Apple Lossless、MP3、AACの再生に対応
本日のまとめ
このように、Logic Proは非常に強力で柔軟性のある音楽制作ツールです。
多くのプロフェッショナルな機能を備えており、幅広い音楽制作ニーズに対応しています。
音楽制作をするのには欠かせないツールとなるので、皆さんもぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
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