Logic Pro エフェクト Adaptive Limiter(アダプティヴ リミッター)使い方

アダプティヴリミッターとは

 

 

Adaptive Limiter(アダプティヴリミッター)とは、信号のピーク(0dBを超える音)をおさえて、歪みやクリッピング(音割れ)を防いでくれるエフェクターになります。

また、聴感上のサウンドのラウドネスを制御するために使用します。

一般的には、最終ミックスで使うことになりますが、使い方には次のことに注意する必要があります。

①Adaptive Limiterを挿入する場所は、一番最後の処理として使います。

②Adaptive Limiterを歪ませすぎないこと。

この2点に注意し使用していきます。

Adaptive Limiter(アダプティヴリミッター)はマスタリング時に良く使わるエフェクトになります。

Adaptive Limiterを使用すると、ノーマライズした音源よりも音量が大きいミックスを作成できます。

では、Adaptive Limiterの使い方を見ていきましょう。

Adaptive Limiterの使い方

 

Adaptive Limiterは、Logic Proに標準で付いているプラグインエフェクトです。他社から出しているリミッターのエフェクトの方が、機能が多くできることがLogic Pro付属のAdaptive Limiterより多いんですが、Logic Pro標準で付いているAdaptive Limiterでも、十分対応できるエフェクトになっています。

まずは、Logic Pro付属のAdaptive Limiterを使いこなし、基礎力を身につけてください。

開き方は、『Dynamics』→『Adaptive Limiter』で選択しプラグインをセットします。

上でも説明しましたが、Adaptive Limiterはマスタートラックの一番最後に適用するのが普通になりますので、今回はそこにプラグインをさして確認していきます。

それではAdaptive Limiterの各パラメーターを解説していきます。

 

オン/オフの機能

 

 

Adaptive Limiterを適用したいときは、エフェクト画面左上ボタンをオンにすると青く点灯します。エフェクトをオフしたいときは、ボタンを押すとグレー色になり、エフェクトがバイパス(OFF)になります。

 

チャンネルストリップ

 

 

チャンネルストリップでは、テンプレートを選び使用することができます。このデフォルトの下矢印を開くと、設定が開きます。

Logic Proなどのプラグインは、チャンネルストリップの中にテンプレートが入っています。

その設定を確認することで、ミックスのヒントとなることがあります。

一つずつ確認して、どういった設定にしているか見てみると、勉強になるものです。

チャンネルストリップの中に詳細という項目がありますが、自分で作ったAdaptive Limiter(アダプティヴリミッター)の設定を保存したり、呼び出したりすることができます。

 

入力メーター

画面一番左の『INPUT』が入力レベルになります。

入力のレベルがリアルタイムで表示され、音源の入力レベルを確認することができます。

メーターの上に入力レベル『数字』があり、クリックすることでリセットすることができます。

リダクションメーター

リダクションメーターは、画面左の真ん中のメーター『REDUCTION』になります。ゲインリダクション(どれだけ圧縮しているか)の量が表示されます。『INPUT』で0dBを超えた値が『REDUCTION』メーターで確認することができるので、覚えておいてください。

リダクションメーターを見ながら、大体0〜3dB辺りを狙うといいでしょう。

アウトプット

メーターの最後はアウトプットです。文字通り、最後に出力する音量レベルを監視できます。

『Out Ceiling』で設定した値以上に超えるレベルを抑制(よくせい)し、それ以上レベルを上げないようにします。

例えば、『Out Ceiling』の値をマイナス1.0dBに設定したとすると、メーターの『OUTPUT』は(-1.0)までしか上がらないことになります。

最近のマスタリングなどでは、マイナス0.3dBにすることが多く、CDなどはマイナス0.1dBほどでクリッピング(音割れ)を防ぐように設定されます。

ゲイン

 

 

入力レベルが小さい時に、ゲインを上げることで音量を適正な位置まで上げることができます。

つまみを右に回すと音量が上がり、最大プラス12dBまで上げることができます。

音量が小さい場合はゲインを上げ対応しましょう。

 

アウトシーリング

『Out Ceiling』は最大限の出力レベル(出力の上限)を設定できます。先ほどの例のように、信号レベルが設定した値を超えることはありません。

Lookahead(ルックアヘッド)

Lookahead(ルックアヘッド)とは、先読みという意味があり、主にリミッターなどで使われる機能になります。

これはピークを分析するときにどの程度まで先読みするかを設定します。

その下の『Optimal Lookahead』で最適な再生バッファサイズを設定することができます。『Apply』(適用)ボタンを押すことで、最適化されます。

『Optimal Lookahead』の値は自動的に設定されますので、変更することはできません。変更しようとして、無駄にクリックするのはやめましょうね。

Remove DC Offset

『Remove DC Offset』ボタンをオンにすると、信号から直流成分(DC)を除去するハイパスフィルタが有効になります。品質の悪いハードウェアーでは、直流成分が発生することがあるので、このボタンをオンにすることをおすすめします。

DCオフセットとは、簡単にいうと、波形の波が少しズレることで、正しく再生できなかったり、ダイナミックレンジが低下したりすることがあります。

デジタル音楽には、あまりよろしくないということですね。

True Peak Detection

このボタンをオンにすると、信号のサンプル間ピークが検出されます。

 

Adaptive Limiter(アダプティヴリミッター)のまとめ

 

Adaptive Limiterを使うことで、楽曲の音量を調整し音圧を増やしたり音量を増やしたりすつことができます。

マスタートラックの最終段にさし、適切に使用することで、聴きやすくまとまった音源を作成することができるので、正しい使い方で、適切に処理をしてください。

機能はとてもシンプルですので、メーターを見ながら調整することで、すぐに使うことができます。

それではまた。


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