GarageBand エフェクト DistortionⅡ(ディストーション2)の使い方

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DistortionⅡを使う前に

DistortionⅡ(ディストーション2)は、GarageBandで初めから使用できる無料プラグインエフェクトです。 ディストーションⅡは、Hammond B3というオルガンの回路をエミュレートしたものになります。 Hammond(ハモンド)オルガンとは、パイプオルガンの代わりにトーンホイールという磁性金属の円盤を回転させて電磁ピックアップによって磁界の波を変化させて音を作るオルガンです。 今回はオルガンの説明では無く、あくまでもプラグインの説明になりますので製品の紹介はこの辺で。
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Distortion(ディストーション)

GarageBandで使用できるディストーションエフェクトは以下の種類があります。 楽曲のイメージに合わせて使って見てください。 使い方がわからない方は、気になるエフェクトをクリックすることで『使用方法』を確認することができます。
  1. Bitcrusher(ビットクラッシャー)

  2. Clip Distortion(クリップ・ディストーション)

  3. Distortion(ディストーション)

  4. Overdrive(オーバードライブ)

  5. Phase Distortion(フェーズ・ディストーション)

ここからは、DistortionⅡ(ディストーション2)の使い方を解説していきます。

DistortionⅡ(ディストーション2)の各パラメーター

DistortionⅡで操作ができる各パラメーターを解説していきます。 まずはプラグインの設定方法で、『Distortion』の中から『Distortion』を選びプラグインを適用します。

ON/OFFボタン

ON/OFF設定をする機能になります。 OFFにしているときは、エフェクトが停止します。(グレー色にボタンが変わります) ボタンを押すことでON/OFFを切り替えることができ、ONにすると、ボタンが青色に点灯します。

チャンネルストリップ

デフォルトボックスにあるプルダウンメニューの下矢印を押すことで、チャンネルストリップの中にある詳細が開きます。 プリセットを試して使った後に、デフォルトの音源(初期の音源)に戻したいときは、設定を戻すことも可能になります。『デフォルトを呼び出す』をクリック。 また、プリセットも豊富に登録されています。 プリセットの種類が多いので、時間がある時に確認していって下さい。
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Pre Gain(プリゲイン)

プリゲインは、入力信号に対するゲインの量を調整します。 入力信号が小さい場合はプリゲインを上げて、逆に大きい場合は下げましょう。 −10dBから20dBの間で設定します。

Drive(ドライブ)

Drive(ドライブ)は、入力信号に加えていくゲイン(サチュレーション)の量を調整します。 サチュレーションの量は、0〜1.00の間で設定し入力信号にくわえていきます。

 Tone(トーン)

Tone(トーン)は、ハイ・シェルフ・フィルタのゲインを、ディストーション前とディストーション後の両方でブーストします。 −10dBから10dBの間で設定することで、トーンを変更することができます。

Dist Type

ディストーションのタイプを変更します。各設定は以下の通りです。 ①Growl:2段階式の真空管アンプをエミュレートします。 ②Bity:オーバードライブがかかったギターアンプサウンドをエミュレートします。 ③Nasty:迫力のあるサウンドを作る時に使用します。歪みが多いディストーションを発生させます。 ④Class AB soft:ソフトなクロスオーバーディストーションです。クロスオーバーディストーションとは、2つのトランジスタ間の入れ替わりと思って下さい。 ⑤Class AB hard:ハードなクロスオーバーディストーションです。

Distortion Output Level

アウトプットレベルになります。 最終の出力を決定します。

Mix(ミックス)

Mixで原音にどのくらいエフェクト音を混ぜるかを設定します。 0%では、エフェクト音はかかりません。 GarageBandで使えるおすすめプラグインを紹介しています。GarageBandだけでは困難な設定や、初心者が使うだけでプロ級の音が素早く作れるため大変便利なラインナップとなっています。 詳細は、GarageBandで使えるプラグインおすすめを確認してください。

GarageBand エフェクトDistortionⅡ(ディストーション2)まとめ

今回はディストーション2を確認してきました。 Distortionエフェクトと使い方は似ていますが、各パラメーターを駆使することで、ディストーションエフェクトとはまた違った音色に変更させることができます。 ヴォーカルなどにこのDistortionⅡなどを適用してみるのも面白い結果になるかもしれませんね。 それではまた!